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私の更年期の女性へのアプローチの経験について


私は病院内のフィットネスジムやスポーツジムにて多くの更年期症状に悩む女性の運動療法などを行ってきました。

スポーツジムは男女の比率は5:5、病院内のフィットネスジム(医療法42条施設)での男女比率は7:3で女性の利用者が多かったのです(女性が活発的なんですよ)。重い更年期症状に悩む方は婦人科や内科、整形外科に通われますが、中々、改善が難しい方もいらっしゃいました。当時の印象的な女性のお話をします。

50代後半の女性、やせ型、子育ても終わり今から旦那さんと一緒に旅行などに行きたいとの目標がありました。しかし、女性は人込みに入ると10分ほどで疲労でクタクタになり、東京に就職した息子さんに会いにいくことすらできず悩んでおられました。結果的に半年ほどのアプローチで症状はほぼ改善し、東京の息子さん自宅や旦那さんとの旅行に行けるようになりました。何よりも、フィットネス来店時の表情が半年前と比較してまるで別人、その後半年ほどでフィットネスを卒業し、ご自身でランニングなどの健康維持を続けておられます。

その時のアプローチはそんなに難しくはありません。

①ウォーキングを時速3~4㎞のATレベルから開始。

②個別マッサージにて首や肩回りの筋の緊張緩和を図る。

③脈拍数の測定方法の指導と動悸などの症状がでる時の対処法を指導、習得。

④マインドフルネス(瞑想)指導、習得にてストレス解消法を獲得する。

⑤無理な筋力増強トレーニングは行わず、低負荷高頻度の運動を指導。

⑥1ヶ月に1回のカウンセリングにて不安なこと、悩んでいることなどを話していただく。

⑦2ヶ月以降は、セルフモニタリング技法を取り入れ、自己効力感の向上を図った。

主に以上のような方法でアプローチを行った記憶があります。


更年期に悩まれる女性は1人で抱えこまれることも多く、40~60代の多くの女性は仕事と家庭の両立、人間関係での悩みも多い印象があります。


基本的には病院を受診し、医師の指導のもと、薬の内服や生活指導が一番大事です。しかし、それだけでは症状をなかなか改善できない方が多いもの事実です。


昨今の研究より、適切な運動療法やマッサージは更年期症状など女性特有の悩みを改善できると言われております。上記の私が関わった女性もそのおひとりです。


他にも栄養管理や睡眠も大切な要素となります。


私の今までの経験・知識を「中高年の脱却」の機会として、当店をご利用いただければと思います。


投稿者:佐野(代表)

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